オススメの記事はこちら!→
社会問題

元放置子からの警告「放置子からは逃げろ」

the7laiya10@gmail.com

「放置子」とは、親や周囲の大人たちからの支援や指導をほとんど受けずに育ってきた子供たちのことを指します。
公園で、学校で、子育てをしているとしばしばそのような子供たちを見かけるかもしれません。
この様な子供たちは人懐っこく子供と仲良くしてくれたりする一方で、わが子を突き飛ばされた、などトラブルに発展することもあります。

なぜそのようなトラブルが起きてしまうのか、放置子の心理を知ることでトラブルを回避することが出来るかもしれません。

このページでは、元放置子「じんちゃん(@JIN_ADD)さん」が語る
✓放置子の心理
✓放置子とどう付き合うか
✓放置子を見かけたらどうすればいいのか

について解説します。

はじめに

話題になったポスト

話題になったのは、我が子と公園にいる放置子との関わり方についてポストしたおすし(@sushi_kuitai_ne)さんのつぶやきです。

ある日息子を連れて映画に行こうとしたおすしさんは、1人で公園にいた放置子に捕まり一緒に連れて行って欲しいと泣きつかれてしまいました。

連れていけない理由を説明しても、その子には響かず「○○だけ、ずるい!」とヒートアップしてしまいます。

息子の顔もどんどん暗くなって行く状況に、どうすればよいのか分からなくなってしまいます。

息子にとってはクラスの大事なお友達。でも、親同士で約束や了承もないのにつれていくことはできません。

一度許せば、二回三回と続いてしまうことも想像に難くないでしょう。
この様な子とどうかかわれば良いのか、ポストしたおすしさんに、じんちゃん(@JIN_ADD)さんが「放置子からは逃げろ」とご自身の経験談を教えてくれたのです。

「元どこに出しても恥ずかしくなかった放置子」と自身を表現したじんちゃんさんのポストから、放置子の心理や特徴、関わり方を知っていきたいと思います。

放置子の心理

放置子は愛情不足

なぜずるいという発想になるのか

まず前提として、子供は愛情を求める生き物です。
本来愛情とは養育者から与えられるものですが、放置子は愛情が不足しているのだとじんちゃんさんは語ります。

「優しくされる」という行為に飢えており、優しくしてくれた人に執着し、自分ではなく実子が受けている愛情に嫉妬してしまうのです。

ここで知っておきたいのが「認知のゆがみ」です。
認知のゆがみとは、物事の捉え方が偏っている状態のことを指します。

放置子は、よその母親からの気遣いやお世辞を「愛情」と受け取り、自分はこの人に愛されていると勘違いしてしまいます。

これにより、自分も同じだけの愛情を受け取れると思ってしまうのです。

前の章で紹介した「○○だけ映画に連れてってもらうなんて、ずるい!」と言う発言が、この勘違いにあたります。

おすしさんが優しく諭したり、理由を説明しても納得してくれなかったのは、自分も同じだけの愛情を受け取れると思ってしまっていたからなんですね。

【対放置子】困った体験談

庭に入られ、リビングの窓をドンドン叩かれ「遊ぼうよ~!」。子どもは昼寝してて私もウトウトしていたときだったからびっくりした

毎日ドアをガチャガチャ、ピンポンしに来る。うちの子に付きまとってる感じ。

放置子とはどう付き合ったらいいの?

きっぱり断る・要求を受けない

まず結論から言うと「放置子とは徹底的に関わらない」ことです。

「公園で付きまとわれるなら、遊ぶ時間帯を変える」
「家に来るなら、もう来ないでとはっきり言う」
「愛しているのは実子であり、あなたではないとはっきり伝える」

などが対応策として挙げられていました。

小さな子供に対してその様なことが出来るのか…と言う気持ちはありますが、大事なことは『徹底してNOの態度を取り続けること』だそうです。

家に来ているときはルールを決める

家によく遊びに来て困っている…などのケースであれば、ルールを明確化しましょう。

「勝手に冷蔵庫を開けない」
「この部屋には勝手に入らない」
「出されたおやつ以外の物を勝手に食べない」

など、ルールを決めて守ってもらうのです。
その子の特性も考え、紙に書きだして分かりやすくしたり、守れなかった場合は一緒に紙を見せてルールを確認してもらう、守れないのであれば今後は家にあげられないと伝えると言ったような対策もあります。

可愛そうと思わないで『元放置子からの警告』

元放置子たちの声

今回、複数の元放置子の方が声を上げてくれました。
境遇の差はあれど、皆が口をそろえて言うのは一貫して「放置子に優しくしてはいけない」と言うことです。

「でも、かわいそう…」と言う意見にはきっぱり『優しい方ですね。 しかしそれは、子供を生贄に差し出す行為だという事と同義だと、私は思います。』と語ります。

じんちゃん(@JIN_ADD)さん

私は猫をたくさん飼っている、親切なお姉さんの家や、エロ本がたくさん落ちている薄汚れたおじさんの家でもたむろしていました。 上記の家に関しては、普通のご家庭の親御さんからの苦情が入り、子供達は出禁になりました。居場所が奪われました。なお、この頃勿論性被害に遭ってます(当時無自覚)

そうして年齢を重ねていくにつれ、だいたい放置子先輩の家が主な集会所になりますね。 金のある放置子より圧倒的に金のない放置子ばかりなので、悪事に手を染めます。 あと性的な興味関心好奇心で暇つぶしもします。放置子仲間は妊娠して子供産みました

あかはるちゃん(@akaharu_shisha)さん

小学生になってまで人様のお家に迷惑をかけるような子供の親は普通じゃないです。自分のご家庭のためにも関わらないが1番。 心苦しいかもしれないけど放置子本人に“NO”の姿勢を貫き、一切優しくしない、然るべき時に然るべき場所へ提出するように証拠だけは集めておく。親には関わらない。

児童相談所への報告・相談

最後になりますが、こうしてページを読んでくださっているということは、放置子に対しての関心が少なからずある方なのだと思っています。

子供を持つ持たないにかかわらず、寂しい思いをしている子供が目の前にいることは心苦しい面もあるかと思います。

一口に放置子と言っても、ケースは様々で両親がともに忙しく虐待ではないものの、寂しい思いをしてしまい上記のような行動をしているようなケースもあれば、

虐待に値するような放置を受けている子もいます。

特に後者のようなケースでは、保護を必要とする場合もあります。

身なりや体の状態を見て、行政機関への相談をすることを考えても良いでしょう。

また、「まとわりつかれて困っている」「ノイローゼになりそう」など、ご自身に負担がかかってしまっている場合には、自治体の包括支援センターなどにまず相談してみてくださいね。

ABOUT ME
山口はな
山口はな
0歳児の母。はじめての育児に奮闘中。心理学や社会学を学びながら、育児に役立つ情報をまとめています。
記事URLをコピーしました